2023年6月14日
建設業界は、常に人手が不足している傾向があるため、新しい求人情報が出ることが多い業界です。建設現場での仕事は、体力的にも精神的にもハードであるため、応募者には一定の技術や経験が必要とされます。
求人情報には、職種や雇用形態、給与、勤務地、応募資格などが記載されています。応募前には、求人情報をよく読み、自分自身がその職種に適しているかどうか、また、その職場環境に適応できるかどうかを確認することが大切です。
また、求人情報だけでなく、その会社のホームページや口コミサイトなどからも情報収集することが重要です。自分自身が働きたいと思える会社かどうかを判断し、面接でアピールすることが採用の鍵となります。
様々な業種の中でどの業種を選ぶべきか、特徴と差別化ポイントを勉強しておきましょう。
もくじ
建築の主な業務内容は、ビル・マンション・一戸建て住宅などを建てることです。具体的には設計・基礎・電機・配管など、様々な専門工事者を手配して工事全体のとりまとめを行います。
建築業界はオリンピック開催に伴い非常に景気が良い業界であり、最近では仕事量が増加している業界と言われていますが、それを補える人材が足りていないという人手不足問題に直面しています。
そういった問題を解消するために、建築業界では人材確保に向け、雇用促進や待遇改善を行っています。
土木分野の業務内容は、おおまかにまとめると事前の調査、基本設計、本設計、着工の流れになります。企業によっては設計や施工管理の担当として工事を進める場合もあれば、実際に作業員となって工事を行う場合もあります。建築業界同様にオリンピックやアベノミクスの大規模な公共投資によって需要が高まっていると言えます。それにより近年の土木業界では、十分な人材を確保するために理系学生だけでなく文系の学生も採用しています。
職種によって業務内容も異なってくるため、自分がやりたいことは何なのかや、キャリア形成のイメージをある程度もって入社する必要があります。
営業は公共工事を受注するための官庁営業と一般企業を対象とした民間営業の2つがあります。お客様のニーズに応えられるよう社内の各部門と連携し、自社の技術を提案して受注につなげるのが営業の仕事です。また、ただ工事を受注するだけでなく、建設現場と顧客を結びつける役割も果たしているため、施工を円滑に進める上でとても重要な役割であると言えます。
設計は主に図面を作る仕事で、大きく分類すると建物の外装や内装などをデザインする意匠設計と建物の安全性を確保するため構造設計、電機や配管などの設備設計の3つです。主な建設物はビルやマンション、商業施設、住宅、公共施設、橋梁などを設計しています。お客様のニーズに応えるために品質の確保はもちろん、自社が保有する技術を提案し案件の受注を目指しています。
施工管理は建物を作る過程全体を管理する仕事です。大きく分けると「建築」「土木」「設備」の3つに分かれており、工事の進捗状況、工程の管理、材料の手配、施主や設計事務所との交渉を行っています。具体的には工事現場の現場監督など、職人さんに指示を出し、進捗や安全管理などを行っている人のことを指します。各工事現場には施工管理技士の有資格者が必ず必要です。
建設業の求人について理解するためのポイントを踏まえて応募前には十分な情報収集を行い、自分に合った求人に応募するようにしましょう。